にせきなこもちぶろぐ...かつて新進気鋭の路麺愛好家学生であった(過去形)Kanapikaが、立ち食い蕎麦(路麺)についてたまーに何か書きます。
頻繁な更新は出来ませんが、そばのように細く長ーーく(極太麺もイイネ!)
コロッケそば(250円) ※通常350円
相州そばが食べたい、そう思ってふと思考を巡らせてみると、実にかなりの間本店に行っていない事に気づいた。
ふとカレンダーを見るともうすぐ月も半ばで、これはやはり行くしかない。そう、サービス・デーである。
今回はコロッケそばを頂く。これが250円とは信じられない。なんだか申し訳なくなってくるので、これからも普段の日も通う事にしよう。そういえばこの一年、退校後の足で何度この店に来た事だろうか、これはあと2年続く。
さて、ここのコロッケはホックリとして惣菜としての価値も高い。甘みのあるジャガイモの中に、僅かに人参の赤い粒が見える。
そばも、つゆも、ネギも、変わらない。これが私のマイスタンダードである。今度は後輩引き連れ来ようかしら(笑)
御馳走様でした。
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天ぷらそば(350円)
平塚から乗った愛甲石田行きのバスを長沼と言うバス停で降り、幼少の頃訪れた総合防災センターの斜向かい、昼休みで休憩中のトラックの車列の横に目当ての店はあった。色あせたテント張りの外観はこれぞ神奈川のロードサイド路麺、最高である。
間口はあまり広くないが、入ってみると店内は奥に広く、存外キャパシティは大きいようだ。そんな店の規模を象徴するかのように、4人の元気なおばちゃんズが賑やかに迎えてくれた。
天ぷらはサクッとはしないものの、大きく切られた玉ねぎ・人参の甘み、そして揚げ油の旨味が詰まっていて美味しい。
麺は食感的には、解凍具合のよろしくない冷凍麺のような独特な様子。しかし、厨房に番重が置かれているところを見るとこれは茹で麺なのだろうか。「佐久間製麺」というのは平塚の製麺所らしい。
つゆはしっかりとした出汁と、カエシのほのかな甘み。とてもバランスがよく、飲みやすい味である。
ゴロゴロと大きく切られたネギが面白い。噛むと口中にピリリとしたネギの風味が広がった。
店先にはオレンジと青で「定食家そば八」と書かれた看板が出されており、確かに湘南台の同名店と関連がありそうだ。どちらも私にとって好ましい要素を多大に含んだいい店だと思う。
御馳走様でした。
このお店の地図
かき揚げつけ天そば(500円)※大盛りサービス
何だか恒例になってしまっているのか!?キッカ君との路麺ランチ。
根岸線に乗ってから呼ばれては、天気も悪いし、JRにも乗れないからここに決まりだネ。
一悶着あったけれども、無事着席。ほどなくして出来上がる。回転率は悪いのだけれども、ラーメン屋のように待つ間に注文を聞かれるのでその点をカヴァーしているのだ。
揚げたてのサクサクとした天ぷら。適度にオイリーでイイ感じ。
そばは無料で大盛りに出来る。といっても、香りも良く、コシも十分な蕎麦はあっという間にサラッと頂けてしまう。
つけつゆはちょっと薄いのが残念。かけでは丁度良いのかもしれないけれども、いつかの本店並みに濃いほうが、つけ天には有難い。
御馳走様でした。(Wrote;H24.-4.12)
ミニ親子丼セットざるそば※大盛サービス(720円)
今日もイマイチな天気。最初向かった店が休みで、その次に向かった店が八角・・・なんてシャレのつもりは無かったのだけれども。
そんなこんなで横浜駅東口・ポルタ地下街の八角、昼時とあって随分賑わっている。いろいろ迷ってミニ親子丼セット。もちろん大盛りでお願いした。出来上がるまでの間、慌ただしすぎる厨房の様子を見ていると、よくもあれだけの狭い場所でこれだけ色々なメニューを出してると感心。ようやく運ばれて来て、まずは出来立てアツアツの親子丼を。セットのミニ丼というとボリュームにも味にも結構ガッカリさせられる事も多いのだが、流石八角さんでそんな事は無い。そしてここから大盛りそばへの挑戦、結構な量でちょっと不安。しかしまぁ、美味しいなぁ。つゆも濃くてワサビもぴりりとイイ感じ。が、隣のオッサンが席に着くなり蕎麦湯をコップに注いで飲み干したので危なく吹き出すところだった。閑話休題、香り良い蕎麦は思いの外に箸が早く進み、先ほどの不安も杞憂に終わった。
御馳走様でした。(Wrote;H23.-8.-8)
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桜小海老天そば(390円)
地球もそろそろ春の出し惜しみをヤメにしてくれないだろうか。いい加減寒風にも耐えかねる。
そんな中で、せめて味覚に春を求めようと、やって来たのは伊勢佐木の富士そば。あさりや桜海老といった春らしい料理のPOPが目立っている。
頂いたのは「桜小海老天」。昨年も同じようなものを町田で食べたのだが、その時よりも幾らか安い。いや、これが適正値と思う。大先輩の皆様が美味しそうにレポートされてるのを見て思わず食指が動いた。
天ぷらはやはりサクッとしたものではないが、つゆを吸った衣のふんわり感と、小海老のカリッとした香ばしさが、濃く出汁の効いたつゆとよく合うのだ。
桜に海老に、なんだか富士そばらしいというか、浅草辺りの店じゃ外人観光客が好んで食べそうな品と言えよう。無論、生粋の大和男児である私の味覚にも郷愁を誘う、一足早い春の訪れであった。
御馳走様でした。
天ぷらそば(480円)
かつての曲がりくねった県道は何処へ消えたのか。よく整備された丸子茅ケ崎線の星谷交差点前にあるのが、こちらのお店である。何処の駅からも遠く、車で無ければ、中山かセンター南、仲町台から、この交差点前の「星ヶ谷」まで市営バスが出ている。
店外で食券を求め、店内へ。もともとラーメン屋であった為、微かにその名残を感じる店内は非常に狭く、そこに大きなテーブル席を設けた為にかなり窮屈。土地柄子連れ客も多く、私のような気難しい連中には落ち着かない。
温泉卵か生卵が1つ、そしてネギ、わかめ、大根おろし、天かす、鰹節、漬物等が自由(一掴みずつという但書きあり)という姿は、近場では上瀬谷の天明、有名なところでは数年前に姿を消した、品川駅東海道線ホームの常盤軒などが浮かぶ。
塗り物をイメージした器に入れられた蕎麦はかなり細く柔らかいものの、しっかりとした香りがある。また、注文時に伝える事によって、太麺を選ぶことも出来るそうだ。
つゆはかなりしょっぱく、しかし出汁が濃厚である為、街中の蕎麦屋で出されるかけそばのイメージである。これはかなり良い感じ。
綺麗な竹籠に別に盛られたかき揚げは蛸入り。カラリと揚げられ、油切れも良くさっくり頂けるのだけれども、どこかスナッキーで、オニオンリング的な風味を感じてしまった。
茅場町の方に本店を構えるというこのお店、同行者の評価はイマイチだったのだけれども、前述の太麺を始め気になるメニューも多くあり、まだまだ研究価値がありそうだ。
御馳走様でした。
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冷かけそば(280円)+かき揚げ(クーポン券使用 ※通常130円)
さて、今日の昼食はつい先日訪れたばかりの横浜駅構内「濱そば」。何故なら、その際頂いたクーポン券があるからである。
しかし、この「冷かけ」というメニューはあじさい系列では初めて見るものだ。我が地元横浜線沿線では、かき揚げそばと冷し券を求めるのが普通である。
これまた新調されたと思われる新型の器に盛られたそばだが、店員さんも入れるのを忘れていたが、食べる私もつゆの存在に気付かないほど少ない。もっともこれは横浜店の問題にあらず、系列全般に言えるマイナス点である。
かき揚げは前回と変わらない良い出来栄え。油ぎった惣菜感と、野菜の甘みが存分に味わえる。
麺は平常通り。ほどよい香りと弾力が良い。ただ、少し滑らかさに不足する感があり、冷しはもう少し湯通ししても良いように思った。
つゆは他店ほどめんつゆ感がなく、甘みが強いものであるので、独自の調合なのだろうか。飲み干すと甘みが舌に残る。
それぞれの完成度は最早文句の無いレヴェルなのだが、それらをまとめるつゆの不足が残念であった。ともあれ、どうも最近「自家製かき揚げ」を廃止している店舗が増加しているようなので、ぜひここでは続けていって欲しいものである。
御馳走様でした。(Wrote;H24.-3.31)
かき揚げそば(370円)
昨2月28日、JR横浜駅みなみ改札内に「濱そば 横浜店」(日本レストランエンタプライズ)が開店した。ニュース記事によれば、JR横浜駅への駅そば店出店はおおよそ15年振りだとか。
そういう経緯で、早速私は当日の夕方に食してきた。
店内は狭く、出入り口付近に受け渡し口、そこから横方向に定員10人ほどの立ち食いスペースが伸びているような配置。
みなみ改札全体で統一された雰囲気に合わせたモダンな外観に対し、内装は和風だがこちらも洒落ている。
そばは何の変哲も無いあじさい麺。つゆも一般的な“濱そば”の味。かき揚げは期待通りの自家製。サクッとした食感と、香ばしさがいいねぇ。
横浜界隈イチの立地の良さだけに、キャパシティ不足の感は否めない。そして、せっかくの復活なのだから、もう少し大々的に宣伝するとか、ここだけの限定メニューを出すとか、「かわさき蕎麦」のような配膳付サービスアップ店にするとか、毎日横浜駅を利用し、そして濱そばの味に慣れ親しんできた者としては却って少々残念に感じてしまうのは、私が同店を全て食べ歩いたロメヲタだからなのだろうか?
折角クーポン券を頂いたので、近いうちにまた来ようかしら。そうそう、うち1枚は宣伝も兼ねて、親しくして下さっているF先生に差し上げました。。。
このお店の地図
ミニカレーセット<そば>(450円)
再び雨の降りしきる今日、久し振りに訪れた天王町の相州そばでランチを頂く。
カレーはどの店で食べても味はさして変わらないようだ。馴染んだ好みの味である。
そして次に蕎麦へ。えぇと、食べる前に一つツッコミを入れようか。
また器が変わっているのである。それもしかも今度は益子ツタ。どこかに、このカラクリを解いてくれる方は居ないものだろうか。
支店特典なのか、かけではなくたぬき・わかめそば(西口鈴一ふうに言う“たぬわか”である)。
海老入りの香ばしい揚げ玉を、久し振りに啜る相州の茹で麺に絡めて頂く。鰹出汁の効いた、とても「らしい」、いい味のするつゆであった。やはり天王町店にはいつも期待してしまう。今日はアノ注文はヤメておきました。
御馳走様でした。(Wrote;H24.-3.28)
かき揚げ天うどん(360円)
前に食べてから未だ間もないのだが、ちょっと所用でここ天王町駅に降り立つ機会があったので・・・。
ついに私は例のフレーズを口にしてしまったのだ。
もちろん確かめた。しかし左右に中学校で国語を教えていそうな男は居ない。ならば大丈夫だろう。
しかし予想に反して何のツッコミも無く注文は通った。翌日話したところによればやはり前例があるというのが大きいのでは?、との事だった。だという事は私もこの浸透に協力した事になる。何てこった。
あぁ、殆どの読者さんはここに書いてある事がイミフだろう。申し訳ありません。今日だけガマンしてください。
御馳走様でした。饂飩も偶にはいいかもしれない。というか、今日はまた随分つゆが煮詰まっていたので蕎麦よりしょっぱさが無くて良かったように思う。(Wrote:H23.11.2)
ごぼう天そば(390円)
相鉄線天王町駅の改札を出たところにある、相州の支店では唯一の立ち食いオンリーの店。いかにも昔ながらの「駅の立ち食いそば」の雰囲気を出す外観に非常に惹かれる。もっともだからといって私は定期区間内だから大してそこに感動も無いのだけれども。
またも何だかんだで昼食を逃してしまい、ちょっと外出したついでに頂く。
ごぼう天はサクサク感こそ無いものの、ごぼうとにんじんのシャキシャキ、パリパリとした食感、そして牛蒡の深みと人参の甘みが広がるステキな味わいが楽しめる。
麺も滑らか。そしてまた今日のつゆは大変素晴らしい。ジワリとくる鰹出汁と甘みのあるカエシが絶妙なバランスで合わさっていて思わず最後まで完飲してしまう。
御馳走様でした。
あ、次食べる時はこう言うんだ、「天ぷらそばを、うどんで。」(99.3710%の方が理解できないネタでゴメンナサイ...)
かき揚げそば(360円)
震災から早一週間。相鉄線も本数を減らし、車内の電気を消しながら走る。街は徐々にだが元の姿に戻りつつあった。
そんなちょっとだけ様子の違う街の中、ひとつ変わらない場所があった。停められたエスカレータの横、薄暗い階段を下りていくと、何時ものように出汁と醤油のいい香りが漂って来た。
さて前置きが長くなったが、震災後初めての立ち蕎麦。復興へのメッセージを告げるAMラヂオを耳にしながら、変わらない蕎麦にホッとする。麺は割とボソボソとした感じで、天ぷらもそれに同じように、ちょっと水分が足りなく感じる雰囲気。同じメニューが店と時間によって随分変わるのが相州そばだ。
今こうして皆が励ましあって頑張る世の中、私もこの蕎麦から少しの元気を貰った気がした。
御馳走様でした。
<Wrote;H23.5.21>
冷し梅おろしうどん(430円)
相鉄線天王町駅の改札を出てすぐ、右側。立ち食いカウンターのみのシンプルな形態の店である。
先日の記事で書いた“いしうす”の「冷し梅おろし」。同系列の相州そばでも発見した為これを注文。梅干しと言う事でうどんが合うかな・・・と珍しくうどんを選択。
口頭で注文を(同系列はみな現金払いなのだ)すると、すぐに出来上がり。この速さもやはり駅そばの魅力だ。
とろろ昆布(関西ではおぼろ昆布とも言う)、大根おろし、若布、そして中央に文字通り紅一点、種つきの梅干しが一つ。なかなか見た目にも豪華かつ涼しげだ。
箸で梅干しを崩すと、つゆ全体に程よく梅の酸味が溶けて美味しい。大根おろしが荒削りと言うか、半ば削りきれてないのはご愛嬌か。とろろ昆布もよく合っている。
430円と少々値が張るが、見た目にも美しい暑い夏に食べたい酸味系冷しメニューだ。ご馳走様!!
<Wrote H22.9.13>