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にせきなこもちぶろぐ...かつて新進気鋭の路麺愛好家学生であった(過去形)Kanapikaが、立ち食い蕎麦(路麺)についてたまーに何か書きます。 頻繁な更新は出来ませんが、そばのように細く長ーーく(極太麺もイイネ!)


磯のりそば(390円)

やや久し振りの相州そば。慣れ親しんだ味が恋しくなって、夕刻のオフィス街へと足を向ける。
今回は、冬のおすすめとして外にも掲示されている“磯のりそば”。
慣れた手つきで用意されたそばに、家によくある円筒状の密閉ケース(焼き海苔を入れてあるやつ)から大量のフレーク状になった海苔を振り掛けられ、表面のほとんどを翠の樹海で覆った状態で供された。
性格の曲がった私は、いきなりその森へ手を付けず、一旦そばを下から引き出して啜り、変わらない味をしっかりと確認。そしていよいよ磯海苔へと挑むのである。
表面のほうは、パリパリとした食感と香ばしさが、汁に浸かった下のほうは、シャキシャキとした生海苔に近い食感と、出汁と磯の香りとが混じった深みある味わいが、それぞれ楽しめる。
どうも私はごく幼少の頃から海苔が好きで、それは今でも変わらないのだが、これはきっと埋め立てる前の横浜根岸で、採れたての海苔を食べて育った祖父のDNAが受け継がれてるに違いない。
好物の海苔を目一杯食べる事が出来、ノリノリで店を後にした(さむっ・・・)
御馳走様でした。

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天ぷらそば(330円)

北里大学病院のすぐ近く、村富線沿いにあるお店。
いずみ野や瀬谷の環4沿いにある店と同系列なのだが、一つ毛色が違うのはここでは「ラーメンショップ」と「そば うどん おにぎり」が内側で繋がって一つのお店になっている事だ。
席に座って、ラーメンのメニューを裏返すと、天ぷらそばやおにぎりなどが書かれたメニューが載っている。
店や看板の雰囲気からするに、この系列3店の中ではここが元祖のように見える。
そばの味のほうは他と変わらず。油っ気と春菊のほろ苦さが素敵な天ぷら、甘しょっぱいつゆ、滑らかな茹で麺。ただ一つ違うのは、他店と比べ、少し底の深い丼を使用していた事だろうか。
今回は一つ閃いて、少々行儀悪いが、ラーメン用に卓に置かれている「椿商事特製らあじゃん」(ラーメンショップFC各店に配送される、豆板醤の一種)をつゆに少々溶かしてみた。すると、味は一変。辛味噌うどんのスープに近い風味となり、これはこれで悪くない。とくにうどんに対しては相性が良さそうだ。
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御馳走様でした。

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コロッケそば(380円)

既にお馴染みである、伊勢佐木モールの富士そば。
今日は“コロッケそば”を。そういえば、富士そばのコロッケはどうなっているんだろう?
ちょこっとつゆに浸してから、一口頂いてみる。するとおぉ、ミックスベジタブル入り。ちょっと意外かも。
しっかりと塩分の効いたつゆと、ほっくりとした馬鈴薯の甘みがよいコントラストになっている。
そばは茹で置きのようで随分と早い提供時間であったにも関わらず、しっかりと生麺と分かるコシと香り。これもなかなか。
なんだか非常に良い出来で、少なくとも同額の天ぷらそばに比べるとガッカリ感は殆ど無い。
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今度はセットものに温玉サービスだそうで、先日キッカ君から嬉々とした写メが届いた。いっつもランチは向こう側に行ってしまっていたのだけれども、今度はこちら側にも来てみようか。
御馳走様でした。

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冷しかけそば(380円)

R246沿い、駅に入る「御前田」の交差点付近にあるお店。今日も変わらず下りは渋滞していた。どうにかならないものだろうか。
ここも“青看板”のお店で、横浜市内ではここが唯一。もっと増やしても良さそうなものだが、あくまで既存店舗の業態変更に限っているようで、駅前の小規模立地にさらに出店しては如何だろうか。
頂いたのは「冷やかけ」。不揃いな麺が実に美しい。
そばは非常にコシがある、というよりかは固く、私としてはもう少し柔らかさもあったほうがバランスや喉越しが良いのではないかと感じた。
つゆは非常に少なく、蕎麦湯で割って頂くほどの量は無い。これは残念。
山盛りのネギとピリリと辛いワサビ、なかなかのものだ。
そうそう、突然思い出してので最後に一口、卓上の容器に入れられた紅ショウガを一つまみ取り、そばと一緒に頂く、というsobaさんに教えて頂いたオススメの食べ方を実践してみた。なるほど、蕎麦の香り、鰹の風味、紅ショウガの酸味が三位(酸味)一体となってこれはイイなぁ。sobaさんどうもありがとうございます。
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御馳走様でした。

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かき揚げ天そば(470円)

鶴見岸谷の二国沿い。ラヲタの皆様には「鶴見二郎の横」、それ以外の横浜市民には「岸谷の湧水の横」と言うとどちらもすぐに理解を示してくれる筈だ。
極めて小さな店内は椅子のあるカウンターとテーブル席があるが、それらを合わせても7~8人位が限度だろうか。雑誌・新聞が置いてあったり、店のお姐さんがお茶を出してくれたりと街中蕎麦っぽいところもありつつ、BGMのラジオ、価格、出された蕎麦は、どれも立派な路麺であった。
手づくり感のある天ぷらは大きく、1.5枚分くらいの量がある。揚げたてでも油こくなく食べやすい。食塩を振り掛けて頂いてみたい感じ。
そばは生麺か、冷凍麺か。一本一本がしっかりとしていて弾力がある。甘く濃いつゆとの相性は抜群だ。
すぐ横を国道が通っているとは思えない、アットホームで緩やかな店の雰囲気がとても気に入った。
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御馳走様でした。

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天ぷらそば<かき揚げ>(350円)

市内から本牧へ。山下橋を渡るとガラリと雰囲気が変わり、そんなバスを「船員センター前」で下車。言わずと知れた“USS Seamen's Club”の最寄でもある。そしてその横にあるのが今日の目的、マリンコープこと横浜海員生協・本牧レストランである。
ここでは広く定食類も扱っているようで―大桟橋店のように現金払いと勘違いした私は「食券を・・・」と案内を受けてしまった。さて、気を取り直して食券を購入。それを厨房の方に渡し、並べられた天ぷらの中から「かき揚げ」を選ぶ。
さて、麺は冷凍麺のようだが、その特有の食感をあまり引き出さず、ツルっとした喉越しを優先させたことは私としては非常に印象が良い。
天ぷらはその殆どがコロモであるものの、各種惣菜を揚げた油特有の味が付いておりしっかり楽しめるだろう。
そしてつゆは、ここでもやはり塩味が強く、大桟橋で出会ったこだわりは続けられているようだ。
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御馳走様でした。

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とろろそば(370円)

そしてまたまた訪れた日栄軒。いい加減ウンザリされてる読者さまも多いかと思うのだけれども、それだけに好きな味なのだ。どうかご容赦下さい。
今日はとろろそば。多くの場合は「山かけそば」という呼称を聞くように思うが、ここでは「とろろそば」。私の感覚では温かい山かけ、冷たいとろろ、というイメージが強い。
芋の粘り気によってより滑らかな麺をズルズルと啜る。すると、
う~ん、山芋の香りとつゆの香りが混じってより深いコクのある味わい、ウマい!
以上、これが私の初めて温かい「とろろ」を食べた際の記。
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御馳走様でした。

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Kanapika(カナピカ)
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1995/10/16
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