にせきなこもちぶろぐ...かつて新進気鋭の路麺愛好家学生であった(過去形)Kanapikaが、立ち食い蕎麦(路麺)についてたまーに何か書きます。
頻繁な更新は出来ませんが、そばのように細く長ーーく(極太麺もイイネ!)
Bセット冷しそば<もりそば+かき揚げ丼>(450円)
ある無謀な挑戦を前に、少し早めのランチを摂ろうといつもの相州そばへやって来た。
今回はかき揚げ丼のBセット。これでサービスセットの4つをコンプリートである。
まずはかき揚げ丼。カリッと揚がった天ぷらの香ばしさと野菜の甘み、濃いめのたれとご飯が実によく合う。もちろんかけそばに乗せてもイイのだけれども、こうしてご飯と食べても美味しい天ぷらだ。
そしてそば。シャキッとしたコシが変わらず美味い。この太く長い蕎麦をズルズルと啜る快感は、一度覚えてしまうとクセになる。そんな惹きつける麺である。
さて、今日も満腹で満足、9時間耐久カラオケ(笑)に向かうのであった。
御馳走様でしたー。
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天ぷらそば(330円)
丹沢の山影に陽が落ちかける頃、今日の旅も終盤も差し掛かって瀬谷にやって来た。お目当ては、以前日曜の短縮営業により食べ損なった記憶のある環4沿いの“たつみや”。流石に平日の今日はしっかりと店を開けてくれており、念願かなってコンクリート打ちっぱなしの店内に置かれた簡素なイスに座る。
概ね、以前いずみ野で頂いた同店と変わらぬ様子で、丼ぶりや天ぷらの細かなディテイルに至っても大きな違いは無いように見受けられる。
天ぷらは油っ気の多い衣の旨味と、たまに現れる春菊の甘苦さがいいアクセント。
そしてやはり好きな茹で麺。厨房に置かれていた番重には「味のナカニシ」と書かれており、Webで調べてみたところによれば、これはどうやら稲城の方にある製麺所らしい。
つゆは大変煮詰まっていて私にしてもやはり濃かった。
御馳走様でした。
このお店の地図
かき揚げそば(400円)
JR港南台駅構内。改札内・外どちらから食べる事も出来るが、外から食べる場合、一旦駅舎の外に出てグルリと回り込まないとならない。
頂いたのはかき揚げそば。以前頂いた時には小竹林で馴染みの口の広い器だったのだが、いつしかあじさい系列共通の丼に変わっていた。
麺は相変わらずの冷凍麺。つゆは以前もっと甘みが強いものだったような気がしたけれど、今回頂いたものはしっかりと塩味が効いていて美味しい。ただ、市販のめんつゆのような作為的な鰹の味がしたのが多少気に掛かった。
天ぷらは立体的でかなりオイリー。そのまま食べるには非常に油っこいのだが、少し崩してつゆに浸すと、無機質な冷凍麺を天ぷら油がカバーして旨味のあるものにしてくれる。なるほど、そこまで考えてのこういう天ぷらなのか。
県内ではここと東戸塚が最後の小竹林。かつて一世を風靡した冷凍そばと竹林柄がイメージの店が無くなっていくのは、駅そばから路麺界に入って来た私にとって、非常に残念で仕方ならない。
御馳走様でした。
このお店の地図
ゆず鶏ほうれん草そば(390円)
初雪。舞い降りたものを凍てつかせるような冷気に体温の全てを奪われ、さながら今日はそばに暖を求めるように、この一杯を頂いた。
鶏肉、ほうれん草、どちらも私の極めて好物である。尤も、どちらも脂ののった男子高校生が好んで喰いそうなモノでは無いが、とかく好い物ばかりを集めた食べ物があるのなら、それを食べずに居られる訳がどこにあろう。
見た目は一見して地味であるものの、つゆの味の浸みこんだ柔らかなほうれん草と、ほろほろと崩れた鶏のささみ肉はどちらも期待通りの悪くない味。
ゆずの風味は幾分か弱めで、これは気づかないと言う人も居るだろうし、私のように、元のつゆの味を妨げない良い塩梅と捉える人も居るだろう。
そばのほうは何時も通りの変わらない味であったが、今日は少し柔らか目だったように感じた。
ここまで食べる事に夢中だったが、ふと気が付いて店内を見れば、初めはあれほど混雑していたのだけれども、いまはがらんとしていて、出来上がりを告げる中国系店員氏の、それと分かりやすい日本語が響いていた。
今週いっぱいまでの値下げだとか。
カツ丼が390円、いやぁスゴイなぁ。
御馳走様でした。
海老天そば(400円)※通常500円
年明け最初の訪問。というか、先週サービスデー告知のポスターを見たので、狙って行ったような感はある。
せっかくなので貧乏学生には少し手の届き辛い「海老天」が乗っかったそばを頂こう。
今日はまた随分と冷え込み、冬雲で閉ざされたスタジアム周辺はピリピリとした寒さで凍っていた。そんな天気のためか、海老天もまた、随分と衣の重ね着をしての登場。実際はこの半分ほどの海老だから、まるで十二単を彷彿とさせる。しかし、汁の浸みこんだ油っこい衣も、ちょっとしたスナック感覚で意外にも美味しい。
ヌルヌルとした喉越しの、長くコシのある麺は変わらず健在。甘みと鰹出汁の効いた力強いつゆをしっかり絡め取って口腔へ滑り込んだ。
月イチ・平日限定のサービスを受けられる素晴らしい環境で学んでおります(笑)
御馳走様でした。
かき揚げそば(370円)
甲州へ向かう行楽列車を途中で降り立ち、毎日乗り飽きた緑の電車が発つホームへと向かう。今日の朝食は八王子駅、横浜線ホーム上の「あじさい茶屋」。
こじんまりとした規模のテーブルと立ち食いカウンター、シンプルな内装が駅そばらしく旅情を誘う。
ここでもやはり自家製かき揚げ。油切れよくドライな衣の食感と、野菜の甘み、そしてボリューム感。巷で、ネットで、さんざ酷評されてきたあじさい茶屋だけれども、この天ぷらだけは他店よりも頭抜けて美味い。
つゆはこの系列では標準的な濃さであるが、上品でもワイルドでもない凡庸な味。
やたらとツルツルっとした茹で麺、つゆとの絡みもそれほど良い訳でもなく、初めて食べたときは非常に無味乾燥な印象を受けたものだ。しかし今ではそれも懐かしい。私の中での「列車旅の味」というイメージの象徴になってしまった。
御馳走様でした。