にせきなこもちぶろぐ...かつて新進気鋭の路麺愛好家学生であった(過去形)Kanapikaが、立ち食い蕎麦(路麺)についてたまーに何か書きます。
頻繁な更新は出来ませんが、そばのように細く長ーーく(極太麺もイイネ!)
かけつゆそば(350円)+野菜かき揚げ(140円)
祇園精舎の鐘の音、盛者必衰の理を表す。
桜並木の奥の優雅な米軍住宅は一大商業施設へと生まれ変わり、さらに時は経て・・・。
かつて私も両親に連れられ、映画だの玩具売り場だの私がはしゃぎ回った一つの街、マイカル本牧はその経営元の名が消える事によって全てが過去のモノとなった。そんな一抹の寂しさを感じるこの昔のサティ、イオン本牧の中に蕎麦屋を見つけた。
フードコードの鉄板とも言える讃岐うどんの店であるが、ここでは関東つゆの蕎麦も出している。
ずらり並んだ天ぷら類からかき揚げを取り、薄い蒲鉾が2枚、大葉と花鰹の載った「かけつゆそば」をレジにて注文する。
調理の様子を見ていると、一つ一つ鍋で温める様子は家庭での料理に近い造作で、案外専門的な器具が用意されていない事に驚く。
まず麺はどうやら冷凍麺なのは食べ始めて分かったのだが、どうも疑問符がつく。コンニャク麺のような不自然な弾力と滑りは解凍方法と時間の問題か、あまり頂けない。つゆはカエシやや薄めで、関西つゆの香りを感じるもの。鰹出汁がしっかり主張する汁でイイ感じ。かき揚げはやや揚げ弱いがさして問題無く、立体的で味もなかなか美味しい。
どうも似たり寄ったりのフードコード系讃岐うどんで、蕎麦も出すというのは面白い。かけそばだけでなく、他メニューや冷やしにも対応しているようだからなかなか素晴らしい。ただ、そこまでして食わせたい蕎麦なのかこの麺。
御馳走様でした。
◆このお店の地図◆
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