にせきなこもちぶろぐ...かつて新進気鋭の路麺愛好家学生であった(過去形)Kanapikaが、立ち食い蕎麦(路麺)についてたまーに何か書きます。
頻繁な更新は出来ませんが、そばのように細く長ーーく(極太麺もイイネ!)
かき揚そば(400円)
10年ひと昔なんて言うが、10年前、確かに鴨居がこうなるとは思いもしなかった。
ららぽーとが出来、鶴見川に橋が架かり、白山を貫くトンネルが出来た。
そんな街の移ろいを見てきたのがここ「ひろや」。道路自体、何もないカーブが立派な交差点になってしまったけれど、店の佇まいは私が生まれた頃から何も変わらない。
まず、麺は袋入りの茹で麺で、啜るたびにしっかりとした風味が鼻に抜ける。つゆは甘辛く、出汁の感じはやや薄めで、その濃い色の割にはそれほど強いインパクトは感じられなかった。揚げ置きの天ぷらは、比較的しっかりと揚げてあるようで、衣多いがパリパリとした食感と小海老の風味が良い。
節電の為か薄暗い店内、皆が黙々と蕎麦を啜るその単調な音のリズムが、これからも変わりゆく街と時の流れを刻んでいるようだった。
御馳走様でした。
このお店の地図
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