にせきなこもちぶろぐ...かつて新進気鋭の路麺愛好家学生であった(過去形)Kanapikaが、立ち食い蕎麦(路麺)についてたまーに何か書きます。
頻繁な更新は出来ませんが、そばのように細く長ーーく(極太麺もイイネ!)
かき揚げそば(370円)
甲州へ向かう行楽列車を途中で降り立ち、毎日乗り飽きた緑の電車が発つホームへと向かう。今日の朝食は八王子駅、横浜線ホーム上の「あじさい茶屋」。
こじんまりとした規模のテーブルと立ち食いカウンター、シンプルな内装が駅そばらしく旅情を誘う。
ここでもやはり自家製かき揚げ。油切れよくドライな衣の食感と、野菜の甘み、そしてボリューム感。巷で、ネットで、さんざ酷評されてきたあじさい茶屋だけれども、この天ぷらだけは他店よりも頭抜けて美味い。
つゆはこの系列では標準的な濃さであるが、上品でもワイルドでもない凡庸な味。
やたらとツルツルっとした茹で麺、つゆとの絡みもそれほど良い訳でもなく、初めて食べたときは非常に無味乾燥な印象を受けたものだ。しかし今ではそれも懐かしい。私の中での「列車旅の味」というイメージの象徴になってしまった。
御馳走様でした。
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