にせきなこもちぶろぐ...かつて新進気鋭の路麺愛好家学生であった(過去形)Kanapikaが、立ち食い蕎麦(路麺)についてたまーに何か書きます。
頻繁な更新は出来ませんが、そばのように細く長ーーく(極太麺もイイネ!)
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かき揚げ蕎麦(390円)
今回は、沖縄本島に唯一存在する(?)日本蕎麦の路麺店を訪れてみた。
那覇市中心部、久茂地川とその上空に走るモノレールの線路沿いにある「永冨蕎麦」である。
沖縄県内において「そば」(ウチナーグチでは、すば、とも)といえば基本的には小麦粉にかん水を加えて打った麺を豚とカツオの出汁で取ったつゆで食す、いわゆる沖縄そばの事を指し、それを供する店がほとんどであるが、ここでは内地と変わりのない、日本蕎麦を立ち食い形式で出している。
メニューも一般的な種モノが並んでおり、路麺では定番のかき揚げ蕎麦を頂いてみた。
そばは注文後茹での生麺を使用しており、もっちりとしたコシが楽しめる。
つゆはいわゆる関東風のカツオだしに濃口醤油を使ったものであるが、見た目の色ほど醤油感が濃くなく、出汁の風味で飲ませるようなつゆは沖縄そばのだしに通じるものを感じた。
かき揚げもぱりっと乾いた食感で食べ応えも十分。当地では天ぷらといえばフリッター様の厚いコロモのついた沖縄天ぷらを想像するが、ここでは天ぷらも内地仕様のようだ。
ここの経営は那覇で「せんべろ」ブームの火付け役となった居酒屋、「足立屋」なのだそうで、次は「立ち食い蕎麦」ブームを引き起こせるだろうか、期待したいところである。
沖縄らしい白い壁に石敢當、UCCの自販機、木製ベンチ。比較的新しいお店なのにもう何十年も前から沖縄に路麺文化があったかのような佇まいがたまらない。
ごちそうさまでした。
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