にせきなこもちぶろぐ...かつて新進気鋭の路麺愛好家学生であった(過去形)Kanapikaが、立ち食い蕎麦(路麺)についてたまーに何か書きます。
頻繁な更新は出来ませんが、そばのように細く長ーーく(極太麺もイイネ!)
かき揚そば(470円)
空が広い。梅雨明けも間近なある休日、新幹線がまっすぐに横切る平塚市北部の田園地帯は青々とした稲と空が光っている。
平塚、伊勢原、寒川の各方面への県道がぶつかるここ大島集落は、田圃の中に浮かぶ島のようにここだけいくつか住宅が集まっており、その中に今日目指してきた店があった。
周りを見るとみなそばだけでなく定食類を頼んでいるらしく、それらを一人でまかなう親父さんは忙しそうだ。
注文後揚げのかき揚げはパリパリとした食感。見た目には目立たないが具材の小海老が香ばしさを演出しいい仕事をしている。
冷凍麺は多忙で上げそびれたか、暑さにやられた我々のようにぐったり気味。
つゆはかつお系だけでなく昆布の甘みも合わせられた、神奈川の県央、湘南方面ではよく出会う味覚。
鉄道駅はなく、すぐ先を東海道新幹線が豪速で過ぎ去っていくのみなのに「駅そばうどん」を名乗るこちらのお店は、しかしながら次から次へとお客がやってきては食事をしていく。
駐車場はコイン洗車場も兼ねていて、東京都市圏を外れた車社会の郊外における、まさに「駅」のような存在なのであろう。
ごちそうさまでした。
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