にせきなこもちぶろぐ...かつて新進気鋭の路麺愛好家学生であった(過去形)Kanapikaが、立ち食い蕎麦(路麺)についてたまーに何か書きます。
頻繁な更新は出来ませんが、そばのように細く長ーーく(極太麺もイイネ!)
ドデカメンチそば(480円)
相模大野は、小田急沿線を中心に多数ある箱根そばの中でも数少ない、ホーム上の店。線路をどっしりと覆う駅ビルの下、今日も中々に賑わっていた。結構食い尽くしてきたので、今日は何にしようかと散々迷っていると、限定メニューには“大復活祭”と銘打った「ドデカメンチカツ」そば・うどんというのがある。少々値は張るが、今日はこれにしよう。「ドデカメンチカツそば」と言うのも恥ずかしい気がして、「そばで」と食券を差し出す。ほどなく保温器に入った恐ろしくデカいメンチカツが丼に入れられた。「つゆ吸っちゃうから多めに・・・」おばちゃんの心遣いが嬉しい。今回は大きさを強調する為、やや斜め下の角度から撮ってみた。確かにデカイ。食べ進めるうちに、衣が取れた“ハンバーグ”になってはしまったけれど、下味がしっかり付けられたメンチはなかなかに美味しかった。箱そばのつゆとも合う。かけやわかめとは違う、腹にズシリした超満腹感を抱えて店を出た。ご馳走様でした。
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冷しかじめん(350円)
目に良さそうな鮮やかなみどり色。決して「茶そば」ではない。これは、「えきめんや」の限定系メニューの「かじめん」だ。
「かじめん」とはコンブ科のカジメという海草を練りこんだ!?麺の事で、かじめ麺略してかじめん。以前は丼モノとのセットのみで販売されていたが、いつからか単品としても温(かけ)・冷(ざる)でも食べられるようになった。
麺の雰囲気はうどん。啜ってみると、磯の香りが口に広がる。さらに結構なコシがあり、噛めば噛むほど口中が磯の香で満たされる。まさかそこまで計算しているのか、えきめんや。つゆのほうは普通のそば・うどんと同じもののようだが、ちと甘め。こういう味が好きな人もきっと多々居ると思うのだが、かじめんの磯の香に負けてるなぁー。ネギが多いのはかなりの高評価になるとして、途中からクドく感じる。もともとの冷しうどんが苦手な私が悪いのだが、もう一工夫欲しい。しかし、カジメなんて海藻を知らない人も多いだろうし、磯の香が広がる麺もイケてる。もっと大々的に宣伝してもいい気はするけど、その辺りどうなんでしょう。いつか温かいほうも試してみたいところですね。ご馳走様でした。
天ぷらそば(420円)
東横線綱島駅、メインの改札を右に出てすぐあるのがこちら「めん亭四季」さん。
ここの特徴はつゆが「関東」「関西」選ぶ事ができ、つゆをかける直前に「つゆは関東・関西どちらに?」と聞かれる。看板にも「関西うどん」と書かれているので恐らく関西つゆにこだわっている店なのだろう。しかし私、関西つゆのそばというものがあんまし好みじゃぁないので、関東風のつゆでお願いした。うどんには合うだろうなぁ~。この日は私的に「天ぷらの日」だったようで、ここの前に食べた店と同じく、天ぷらが美味しかった。揚げてからあんまし時間が経ってないようで、サクサク。白っぽく、しっかり揚げてあるかき揚げ。不揃いな立体感も美しい。つゆは出汁濃厚、甘しょっぱい。麺の感じと啜った香りは、東神奈川の日栄軒さんに似てる気がした。420円と少々値が張るものの、なかなかに完成度高い美味しい蕎麦でした。ご馳走様です。
ぜひもう一度関西つゆのうどんを食べに行きたかったですねぇ。
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冷し豆冨一丁そば(480円)
今回は新逗子店にて“えきめんや”自慢の夏メニュー「冷し豆冨一丁」を頂きました。
驚く程のボリュームに圧倒され、どこから食べていいのか分からないまま箸を手に食べ始めます。
とりあえず麺を引っ張ったところで豆腐の重みで出てきやしないのでせっせと豆腐を食べ進めます。山盛りの鰹節や刻み海苔などの工夫に助けられますが後半は味に飽きてしまうところはあります。ようやく半分以上食べたところでそばも頂きます。よく締まったコシのある麺はまた冷たくて美味しい。つゆは他のものと同じものを使ってるみたいですね。あと意外にも、天かすが私的には気に入った。とても涼しげな季節メニュー、とても美味しかったです。ご馳走様。ただ、量と時間にご注意を、実際に見てみればまた涼しくなります(笑)
かき揚げ天そば(480円)
「味奈登庵」と言えば、TVでもたびたび紹介される“富士山盛り”という文字通り山のようなもりそばが有名な蕎麦屋さんであるが、店舗形態を「フルサービス店」「セルフサービス店」と分けた上でその分価格帯にも差を付けている。つまり、立ち食い価格で本格的!?蕎麦を味わえる。その「セルフサービス」味奈登庵、保土ヶ谷区役所の地下食堂にも出店していた。
開庁日、用事の帰りに立ち寄ってみた。昼時は職員さんで混みあうようだが実食は夕刻。がらんとした六人掛が並ぶ光景は異様でもある。注文すると番号札を渡されて暫し待つ。パチパチと天ぷらを揚げる音がして、出来上がり。湯呑みの中身は冷水。別盛りのネギが上品な感じだ。揚げたてのかき揚げはゴロゴロとした玉ねぎ、南瓜などが美味しい。
そばはつゆが素晴しい。鰹出汁の効いた深みあるつゆに滑らかな麺。流石に平均的な立ち蕎麦店より価格は高くなってしまうが、差額以上に質がカバーしているように感じる。ごちそうさまでした。今度は「富士山盛り」、チャレンジしてみようかな。
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