かき揚げそば(470円)
東急田園都市線青葉台駅から徒歩数分の“えのき橋”バス停の目の前に「青葉台会館」というパチ屋があるのだが、そこの建物と駐車場の間の紫煙漂う細い路地を進んだところにあるのがこちら「大吉そば」。
どんぶりの上にどっしりと構えるかき揚げの存在感が半端無い。野菜の甘みと枝豆の香ばしさがイイネ!
麺は生麺・茹で麺のどちらかを選択であるが、私は茹で麺を選択。ややバサバサとした麺は港北区の「八角」のものだが、濃厚なつゆによく絡んで美味しい。
つゆは「3種ブレンドの鰹節と昆布の出汁に自家製のカエシを合わせたもの(店主談)」との事で、濃厚な鰹の旨味と昆布の甘みが見事にマッチしている。いやぁ、思わぬトコロで良い蕎麦に出会った。
たまたま訪れた時間帯他のお客さんが居なかった事もあり、この店のご主人からお話を伺う事が出来た。ご主人自身多くの立ち蕎麦を食べ歩いているそうで、この店の蕎麦も、個人的に好きな横浜駅相鉄口の「鈴一」の蕎麦をイメージして作っているのだとか。なるほど、言われてみて納得。他にも地元農家で取れた新鮮な胡瓜をふんだんに使った「冷やしたぬきそば」もあるそうで、こちらも気になるから次回必ず食べる事にしようか。
立ち蕎麦店の少ない多摩田園都市・ニュータウン地区だけに、今後も頑張って欲しいお店だ。
御馳走様でした。
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かき揚げ天そば(490円)
茹だるような暑さの中、降り立ったのは小机の駅。
サッカーの試合でも無く、プールに行くのでもなく、では何故この駅に来たのか?答えは駅前の蕎麦屋にあった――
元々は讃岐うどんの店だった場所で、ビルの壁には前の店の看板が未だ掛かっていた。
店内は厨房の反対側の壁に面したカウンター席が7席あるのみ。各種自家製の天ぷらが受け渡し口横に揚げ置かれているが、混雑する昼時はまだしも、それ以外の時間帯は注文後揚げのほうがいいよなぁ・・・。内装や構造などは何となく和田の相州あたりに似ている。
つゆの濃厚な鰹出汁と、それを上手く絡め取る細くコシのある生そばが見事なコンビネーションを展開している。啜るごとに鰹の香りが口に広がって美味しい蕎麦だ。天ぷらのほうもなかなかキレイな色白具合で、揚げ具合も十分。ほうれん草(青梗菜?)が載るのはやや珍しいが、私は大好きなので大歓迎したい。美味しいつゆをすった青菜の旨味が口中に広がった。
あまり乗降客も多くなく苦戦が強いられそうではあるが、駅ロータリーは閑散としている為、少しの間なら車で乗り付けて食べる事も出来そうだ。これじゃぁまるで地方の駅そばであるが。。。
御馳走様でした。
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もりそば(300円)+ごぼう天(100円)
JR関内駅を文体の方向に出て徒歩数分、舟券場外“ボートピア横浜”の真向かいにある。徒歩3分程の場所に同関内南口店があるにも関わらずこの場所にあるのは前述のボートピアの客目当てなのだろう。私が食べた時もそれらしき層が散見できた。
この店の面白いトコロは券売機。何という事でしょう、液晶タッチパネル式なのだ。まるで座卓のメニューみたい!!・・・なのではあるが、よって結構悩めるのと、微妙に見辛いので賛否は分かれそう。さらに便利なのは食券に番号が振られ、また注文情報は厨房に送られる為(調理指示書なる感熱紙に出力される)、そのまま座席に着けるという有難いシステム。
そばは一般的な味奈登庵の麺で、茹で具合も丁度か。このチェーンはどうもつゆに独特のクセがあるようなのだが、ここではそれが少し弱めで一層美味しく濃厚に感じた。ごぼう天の方は衣のサクサク感と牛蒡のシャキシャキ感が絶妙に両立されてイイネ。
御馳走様でした。
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ごぼう天そば(350円)
出来上がったパスポートを産貿センターまで取りに行き、その足で大さん橋を目指す。 今日のランチはここ大さん橋の海員生協に併設された立ち食いコーナーで頂くのだが、ここ最近チェーンの駅そばばかりであったから久し振りに難易度高い店舗だ。
店自体は県庁から大さん橋へ真っ直ぐ道沿いの「めん処 信州そば・讃岐うどん」と窓に大きく書かれているので大変分かりやすいのだが、入ってみると建物の奥行に反して随分と狭い印象だ。本当に一角だけ間借りのように店を開いている。
私が入った時は比較的空いていたのだが、その後も次々と客が入ってきて列が伸びている。まさに”行列の出来る波止場の立ち蕎麦”である。
ヴィジュアル的にはシンプルなこのごぼ天そば。まず麺はどうも冷凍麺っぽい食感だが、解凍具合はこの上なく素晴らしい。そしてつゆは塩っ気が強く美味い。やはり船や港で働く人向けに塩分を強くしてあるのだろうか、そしてそのつゆを吸ったシャキシャキのごぼう天もなかなかにウマし。
全体的に無駄なくバランス良い出来上がりでとても満足できる一杯。他にもカレーや牛丼なんかもある他、店のおねいさんも愛想よくイイ感じ。テイクアウトも出来るようなので、大さん橋のデッキや象の鼻パーク辺りで食べるのもイイかも。因みにこんな暑い時に熱い蕎麦を食べているのは私一人だった、全くもう。。。
御馳走様でした。
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朝そば<冷したぬき>(300円)
県央の中心都市本厚木。県内での規模を考えるとそれほどでもないかもしれないが、本厚木止まりの小田急線から大量の若者(主に学生)が吐き出され、駅前を埋め尽くす光景を見ると、ここに富士そばがあるのも妙に納得できてしまう。因みに県内出店は意外にもここと、よく行く関内(伊勢佐木)の2店舗のみ。富士そばの場合、多くは繁華街などへの出店が目立つが、県内だとそこまでの場所って少ないのかもしれない。24時間営業での収益性にも疑問が出るし。川崎辺りに無いのはちょっと疑問だけどね。
さて、蕎麦の話に戻して、朝限定のズバリ朝そば。ここのはちょっと変わってて、温・冷、たぬき・きつねを選択する方式になっている。こちらは温玉が入るとはいえ、一応揚げ玉もきつねも入る箱根そばは偉いかもしれぬ。
麺は結構コシがあって、茹でてからあまり時間が経過していないと推測。温玉とたぬきで絡めてズルズルと啜る蕎麦は時間が無い朝向きだね。余談だが、横で頭の悪そうなオヤジ率いる子連れ家族がデカい声で馬鹿話をしていて何とも気分の悪い本厚木の朝であった。
御馳走様でした。
冷したぬきそば(360円)
昨年12月にオープンした青葉台しぶそば。そういえば開店当日以来の訪問だ。
その後も概ね順調に客を呼んでいると見え、夕方の店内はそれなりの賑わいをみせている。
しぶそばと言うと、もりか冷しかき揚げといったところで、私の好物にも関わらず“冷したぬき”を一度も実食していなかった。それではどのようなモノかと食べてみた次第である。
まずこの天かすは文字通りの“天かす”で、かき揚げを壊したのだろうかインゲンなどの具材まで入っている豪華なものである。また衣自体もとてもサクサク・カリカリとしていて、コシのある滑らかな麺との食感の対比は美しさまで感じる程である。
また、このチェーンの特長として度々挙げているワサビの旨さも健在。具もたっぷりの天かすを余すことなく頂ける。そう、旨い冷したぬき蕎麦とは食べ終わった皿に何一つ残らないものなのだ。
御馳走様でした。(Wrote;H23.7.28)
かき揚げそば<小柱のかき揚げ>(400円)
いなり2個(120円)
去る2010年12月10日、東急田園都市線青葉台駅構内に新規オープンした「しぶそば青葉台店」に行ってきた。訪れたのはオープン当日の夕方、店舗は改札内の階段下の随分目立つ場所にあり、勤め帰りの人が皆足を止めて表のメニューを見ていた。
内装も他店とちょっと違った雰囲気の意匠で東急もこの店に相当力を注いでいる事が分かる。工事中も見てみたかったなぁ。
オープニングだからなのか、店員さんも随分多い印象。まだイマイチごたついているのも仕方無いか。
今回頂いたのは定番かき揚げそば。青葉台店限定として小柱かき揚げとなる。ついでにオープン記念で小柱が増量中らしい。まず、麺を啜って驚いた。シャキシャキとした素晴しいコシと香りが見事だ。かき揚げは従来のしぶそばの天と違って、一般的なタマネギが目立つ天ぷらだ。しかし増量中だというのに小柱が実測3,4個程しか入って無かった。コストの問題があるとはいえ少々残念。つゆはほんのりと香る鰹出汁と塩味が印象に残った。なるほど、これが“青葉台の”味か。。。
夕時という事で空腹を満たす為に食べた稲荷寿司も優しい甘酸っぱさが美味でした。
早速賑わっている店内、出だしは中々に好調のようです。今後も頑張って貰いたい。ご馳走様でした。
店舗外観。改札を入って正面が店となる。写真に写っている方々が見入っているのは↓の液晶ディスプレイ。
今回、しぶそば初登場!?と思われる、大型液晶ディスプレイによる電子メニュー。この画面の他、天茶ご飯(一体どういうものなのか・・・)、ハムカツそば(これも気になる・・・)などの青葉台店限定メニューも拡大表示されていて、ホームから改札へ向かう人々の注目を集めていました。駅そばでは珍しい試みです。
オープニング定番の祝い花も飾られていました。より一層改札内コンコースが明るく感じます。
にしても、この2社とはどういった関係なのか気になります。。。(Wrote;H22.12.13)
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冷したぬきそば(410円)
今日も賑やかな休日の上大岡。目にも鮮やかな花屋さんの店先を眺めながら「蕎麦丸」さんへ。
そういえば、ここで冷し蕎麦を頂くのは初めてなのだけれど、こういったメニューでもネギは別盛りで、さらに言えばつゆまで別盛りらしい。
しかしながらこのつゆ、冷しにしては随分甘いなぁと思った。温かい蕎麦であればやや甘目のつゆも悪くは無いのだが、冷たい蕎麦はやはりピリリとした辛い汁でないと締まらない。ついでに、揚げ玉が湿気ていてフニャっとしているのも非常に残念な点だ。
小綺麗な店内や場所、いつ行っても愛想のイイ店員さんも気に入っているだけに、これまた惜しい事である。
御馳走様でした。(Wrote;H23.7.28)
野菜かき揚げそば(430円)
上大岡、真ん中の京急の改札を出て右に直ぐ。今まで左にしか行かなかったのでまったく気づかなかった。
外観からしてお洒落な感じ。内装もカフェのようで今風の立ち蕎麦らしいスタイルだ。
蕎麦はきっと生麺。もちっとしたコシと香りから間違いない。つゆはカエシ濃いめでちょっと甘みが強い。私には塩分が足りなく感じるけど(私は塩党なのだ)、普通に美味しく頂ける味。カリっとしっかり揚げられた天ぷらも好印象。
何より店のおばちゃんの愛想も良く、出来上がった蕎麦を呼び出す喋り方に私の田舎の祖母さんを思い出してしまった。もう一人の若くきれいなおねいさん店員も愛想が良く、都会的な外観と実にアットホームな店の雰囲気のギャップはかえって心地よい。“朝食セット”なるメニューも気になるし、また訪れたい店だと思った。
御馳走様でした。(Wrote;H23.5.30)
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