にせきなこもちぶろぐ...かつて新進気鋭の路麺愛好家学生であった(過去形)Kanapikaが、立ち食い蕎麦(路麺)についてたまーに何か書きます。
頻繁な更新は出来ませんが、そばのように細く長ーーく(極太麺もイイネ!)
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天ぷらそば(380円)
JR大船駅、東海道線下りホームの熱海方階段の下。お馴染みの大船軒である。ちなみにここも少し前まではNRE系列直系の店だったのだが、よほど評判が悪かったのか、いつの間にかもとあった大船軒に戻っていた。事実上NREに吸収されてしまっとはいえ、ここ最近の大船軒、元気である。
食券を渡すと、サッと茹で麺を湯通しし、揚げ置かれた天ぷらをバットから取ってのせ、つゆをかけ、ネギを乗せて完成。見方によっては手抜きとしか言いようのない動作であるが、駅そばのこの早さは、食事すらダルい私のような者にとっては最早美しささえ感じられる。
さて、たっぷりと乗ったネギ、辛味が失われているのが非常にマイナスだが、雀の涙程度にちょこんと乗せられるより余程気持ちが良い。天ぷらは上からかけられた汁によって程よく崩れ、揚げ置きの弱点をふんわり感で補おうという作戦だが、私はこういう汁に浸って美味しい天ぷらというのもまた評価したい。
紆余屈折を経ながらも、やはり変わらぬ大船軒のそばであるのだった。
御馳走様でした。
このお店の地図
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穴子天そば(440円)
私の脳内定期巡回コースに従って、やって来た東神奈川・日栄軒。恐る恐る券売機を見ると・・・おぉ!あったあった。
という訳で、久し振りの感動の再会、穴子天そば。
今日もホーム一杯にイイ匂いを漂わせる濃厚なカエシ強めなつゆに穴子天を浸して齧り付く。醤油の香ばしさとジューシーな穴子の旨味が口中に広がる。あぁなんてオレは幸せなんだろうか。まだ情処室で仕事があるというのに鞄すら投げ出して電車に乗って来た甲斐があったというものだ。
この際、どうしても忘れがちになってしまうのが麺。しかしこの麺、決してこのマジで濃厚なつゆに負ける事無く、かといって一人浮足立って穴子天やつゆを邪魔する事無く、終始脇役に徹するその美しさ。ベテラン名脇役の俳優のような、そんな思わずホレてしまいそうなところがある。
御馳走様でした。
いか天そば(440円)+おにぎり<おかか>(100円)
美味しそうに並べられた揚げ置きの天ぷら類。その日その時のラインアップの中から気分や値段を見て好みのものをチョイスする、それが相州そばの醍醐味と言えよう。とはいえ前会計なので、あまり悩んでいても迷惑を掛けるだけだから予めベースとなるそばの種類位は伝えておこう。
さて、今日私に選ばれたのはいか天。立体的な衣とそのボリューム感ある見た目が昼時の私を大きく惹きつけたからだ。それから、今日もお決まりの「おかか」おにぎりを。
さっそく立派ないか天に齧りつくと、サクッとした衣の中の身は非常に柔らかく食べやすい。この意外な工夫のお陰か、あっという間に食べ尽くしてしまった。惣菜として単品だけでもなかなかの出来である。麺は角がしっかりと立った食べなれた本店仕様のもの。「いしうす」というと少し白っぽく丸みのある生麺だった気がしたのだけれども、いつの間にか変わったか、或いは私の勘違いかも知れない。つゆはややカエシ濃いめ。これも出汁重視のいしうすにしては、という感じだが素直にとても美味しい。
パサパサとご飯粒が喉に張り付くおにぎりも相変わらず愛おしい。
御馳走様でした。(Wrote;H23.11.15)
かき揚げそば(390円)
前回は「げんこつ鳥天」を食べたので、次は定番の「かき揚げ」を。
そんな訳でまたやって来た瀬谷。この反対側、南口のディープさも素晴しいね全く。
散々食ってきて今さら特筆する事も無いように思うが、このモッチリした中太麺はなかなか。
そして濃ゆいつゆ。また、今回かき揚げは割としっかり揚がっているタイプ。揚げ置きだがサクサク感が残っている。なんか店によってなのか日によってなのか、完成度に随分バラつきがあるんだよなぁ~、相州そば。今日はアタリのほうだ。さて次はどこへ向かおうかしら??春のやや湿っぽい夕凪の駅前で、しばし思案に耽る私であった。
ご馳走様でした。(Wrote;H23.4.21)
げんこつ鳥天そば(420円)
実はここが相州系列最後の未訪店舗だった。北口階段すぐ下のいい場所にある。
一通り食べた気もするので、季節メニューから「げんこつ鳥天そば」を。値段は¥420。
見た目唐揚げが2つ乗っかっているのかと思いきや、これで一つの大きな塊になっている。
骨は無く、即ちかなりのボリュームである。このインパクトはかなり大きい。
鶏肉自体にも少し味付けがしてあるので難なく食べ進められる。私、鶏肉好きなんです。
麺はやや太め、柔らかめでツルツルと頂ける。鶏肉の脂が染み出したつゆもまた濃厚で美味しい。
器もまた相変わらず素敵。店内を見回してみれば高めのカフェカウンターふう一人がけと、ボックス席があり、立ち蕎麦にしては結構な大型店舗だ。カエシや生醤油、ワサビが置かれているほか、貼紙にはカエシの説明と、お子様用のお椀・フォーク・スプーンなどが用意されているという事が記されていた。これは今までに無いサービスだ。立ち蕎麦屋さんに家族連れ!?という気もするが、そういう時代なんだなぁ~。まぁ私も小学生の頃から一人でよく食べてたから、それに比べれば全然。。。ご馳走様でした。(Wrote;H22.12.23)
このお店の地図
かき揚げ丼海老天セット<そば>(500円)
家族がどうしても箱そばを食いたいと云うので、新横から車で中央林間へ。ここら辺横浜市民の悲しいトコロ。と言っても、通例よく行く湘南台、新百合、海老名と高レベルな店が揃っているのは流石というか何というか。。。
店に着くと行列が出来ている状態。食券を買って列に並ぶと、ドンドンと進んでいく。見ていると厨房は5人ぐらいで回していて、常時麺を茹でながら、食券を受けてベースのかけそばを用意しながら指示を出す人、ネギを始め揚げ物類のトッピングをする人、奥で天ぷらを調理する人、同じく丼ものを作る人、、、という分担で非常にスムーズで効率の良いフォーメーションで捌いていてお見事。
今回はお昼時という事でお腹も一杯になりそうな丼ものセットで。かき揚げのハーフと、海老天一本、それにかけそばで500円。かけが260円、海老天が220円するから、恐ろしくCPに優れている。
そして麺だが茹で立てでコシありウマい。箱の麺というのは生麺の香りと茹で麺のような滑らかさが両立された非常に駅そば向きの食べやすいもの。かき揚げも海老もサクッと揚がっていて香ばしい。天ぷらは大量に揚げ置きが準備されていたが、高回転の為か調理されてから提供されるまでの時間が短くそれほど問題にならないといったところか。
流石、同じ改札外で東急系しぶそばと張り合う激戦の最前線に立つ店らしく、箱の神髄を見せられた気がした。
御馳走様でした。