にせきなこもちぶろぐ...かつて新進気鋭の路麺愛好家学生であった(過去形)Kanapikaが、立ち食い蕎麦(路麺)についてたまーに何か書きます。
頻繁な更新は出来ませんが、そばのように細く長ーーく(極太麺もイイネ!)
冷たい肉そば(480円)
冷たい肉そばとは、山形県河北町の名物である郷土料理だそうで、最近はB-1グランプリにも出店してるとか。あまり冷かけタイプの蕎麦が名物というのは聞く事が少ないけれども、確か冷しラーメンも山形が発祥だという話を聞いた事があるから、何か山形県民は冷し麺に対して何か意識を持っているのだろうか。
冷かけにワカメと鶏肉が3枚載った蕎麦は見た目シンプル。ひとまず肉以外について再確認しておくと、どうも今回はイマイチ冷し足りなく、ぬるい温度が全体の印象をぼかしてしまっているような。
鶏肉は味は良いのだけれども、パサつくのとそこまでインパクトのある味付けでも無いので価格の割には地味な印象。ここにもみじおろしか何かを乗せるとか、あと一工夫のアクセントが欲しい。まぁ、本来郷土料理の再現だからあまり手を加えられないのかねぇ。
御馳走様でした。
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かき揚げそば(420円)
平塚駅南口、駅ビルを出てすぐ左にある地下通路の入口付近にある店。
察する出来てからあまり古くない店とみえ、白と黒を基調にしたシンプルで落ち着きある内装が特徴。
気持ち細めの生麺はモチっとしたコシがあって本格的な風味と喉越し、そしてつゆは色薄くやや甘めな感じ。
かき揚げの主な具はグリンピースと海老。香ばしく揚がっていて良いのだけれども、海老が固すぎてあまり好みでは無かった。
御馳走様でした。
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舞茸天と春菊天そば(430円)
本厚木駅の高架下に延びるミロード中央館1階の外通路沿いにある店。
入口は比較的こじんまりとしていて、一見町田北口店のような極小店舗を想像させるのだけれども、中に入ってみると奥行きが広く、箱そばの他店舗とさして変わらないキャパシティを有している。
さて、今回頂いたのは秋メニューの「舞茸天と春菊天」。昨秋も見かけた気がするのだけれども食べ逃してしまった。なので今日はそのリベンジを果たしに来たという事だ。
まずは舞茸天を。サクッとした衣の中にジューシーな舞茸天が入っていてこれはイイ。
続いて春菊天。衣と先端部分のサクッした食感、そして根本部分のほろ苦さがとてもよいアクセント。あえて秋らしい天ぷら2品を並べる事をせず、舞茸の隣に春菊を持って来る辺りが箱そばらしいセンスを感じる。
そしてワカメの上にちょこんとモミジをかたどった色合いもきれいなはんぺんが一つ。
紅葉の季節らしいしみじみとした味わいのある一杯。箱そば好きなとある方にもぜひお勧めしたい、というかもう食べてたりして。
御馳走様でした。
かき揚げそば(420円)
今日は何となくの気分で大船へ。いつもの大船軒でなく、エキナカのこのお店に入る。
麺は生麺。コシと舌触りが素晴らしい。生麺の良い所を上手く出している。天ぷらはサクサクっと揚がっていてこちらも美味。つゆは鰹の風味を強く感じるもので、ややしょっぱめ。
「かまくらそば」はここのほか戸塚にもあるのだが、あちらはどちらかというと「あじさい茶屋」そのままという感じで、寧ろこの店に関しては藤沢の「さがみ茶屋」に近いように感じた。
御馳走様でした。
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かき揚げそば(370円)
JR辻堂駅の改札を入って正面にあるお店。
もともとは「小竹林」だった店で、よくあるあじさい系列に変更されてしまったかと思いきや、小竹林系にあるメニュー「しらすかき揚げ天」が残っていたりして、ところどころに面影を残しているようだ。
どうも最近、震災の影響で野菜の値段が上がっているせいか、天ぷら系が10円ずつ値上げしているようで、自家製天だとこの値段になるらしい。
かき揚げは揚げたて。サクサクッと揚がった衣と、甘みと味のある美味しい野菜が美味。麺は通常仕様のあじさい麺(茹で麺)。つゆはやや濃いめで、コクがあって美味しい。しばし酷評されるあじさい系列の蕎麦だけれども、自家製かき揚げをウリにした横浜地区の店では、決して街中の路麺に遜色ない頑張りを見せているように思う。
御馳走様でした。
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天ぷらそば(400円)
国道246を西へ、善波、名古木と来て、堀川入口の交差点を左折してすぐのところにあるロードサイド系路麺。
プレハブ系の建物や、シックな紺の暖簾、破れたテント看板など、私の好感度アゲアゲな要素満載の外観に入店前から期待が募る。
予想に反しての食券方式。しかし厨房の回りにカウンター座席が並ぶ姿は正に神奈川の正統派ロードサイド蕎麦だ。
出てきた蕎麦のヴィジュアルは地元鴨居のひろやに近いものを感じる。
天ぷらは揚げ置きなものの野菜がカラッと揚がっており、ドライで油っこさを感じさせない好い仕上がり。
つゆはしっかりと出た鰹出汁に甘みあるカエシのコクが合わさってバランス良い。麺は一ぷくさんに近い感じのサラっとした茹で麺。
最初店を見た瞬間にこれは、というピンと直感が来たのだがそれが的中。という事は私も玄人になってきたという事なんだろうか。
御馳走様でした。