にせきなこもちぶろぐ...かつて新進気鋭の路麺愛好家学生であった(過去形)Kanapikaが、立ち食い蕎麦(路麺)についてたまーに何か書きます。
頻繁な更新は出来ませんが、そばのように細く長ーーく(極太麺もイイネ!)
天ぷらそば<かき揚げ>(350円)
灼熱の日射しの中、やって来たのは鶴見区汐入町。暑さと排ガスのムッとした空気に辟易しつつ、涼しい店内へと逃げ込んだ。
店に入ると揚げ置きの美味そうな天ぷらが並んでおり、天ぷらはかき揚げの他にも紅生姜や春菊など数種類から選ぶ事が出来る。油切れよくザクッとした食感でボリュームも良し。甘みと香ばしさのバランス具合がいい。
麺は大門ソフトめん製の茹で麺。茹で麺ならではのバサつく舌触りと力強さを存分に楽しめる。
つゆは関西風。場所柄、鶴見系を連想させるもので美味しく頂けた。
どれも特別なものでは無いものの、一つ一つのバランスがよく、今時の店にしては珍しい質実剛健な姿勢が非常に好感を持てた。
御馳走様でした。
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天ぷらそば(480円)
TVK本社の入る、横浜メディア・ビジネスセンターの向かい側に新たな路麺店が出来たらしいと聞き、早速食べに向かった。角の向こうには「大門」、少し先には「相州そば」と、立ち蕎麦の激戦区になりつつあるようだ。
店頭で廻る石臼を横目に中へと入ると、受渡口の横に無料トッピングの数々が並んでいる。これは「ひと掴み」のルールで自由に取れるものとなっている。
客席からもよく見える、押出し製麺機からつくられた茹で立ての生麺。かけという事もありコシはそれほどでも無いが、キリっと角が立っていて好ましい。
つゆは薄口でやや甘め。上品な見た目だがやや物足りない感じがした。数多のトッピングを載せようにも小さすぎる丼で、その点やはり計算されているという事か。
天ぷらも混雑時という事もあってか揚げたてだが、やや柔らかい揚げ具合が胃にもたれる。
食べている間も客足が絶えず、早速評判も良いようであった。
御馳走様でした。
もりそば(280円)+かき揚げ(100円)
私が中華やラーメンにうつつを抜かしている間に、イセザキモールには新たな路麺店が出来ていた。ニューテアトルの近く、メインストリートに面した好立地。間口は狭いが開店直後らしく清潔感のある店内である。
食券を渡したとき、かき揚げに天つゆをかけましょうかと訊かれた。咄嗟の判断で辞してしまったけれども、天つゆの味は如何なものか、お願いしてみればよかった。
そばは生麺。すぐに提供されたところを見るに茹で置いているようだが、しっかりとしたコシが残っていて茹で立てに遜色の無いもの。香りはあまり無いがコシと弾力はしっかりとしたもの。
その麺をつけるもりつゆは、鰹の風味が効いていて、濃さも不足ない。蕎麦湯で割っても美味しかった。
揚げ置きのかき揚げも見た目は貧相なものだが、食べてみると野菜や小海老の風味が口に広がり、また揚げ置きならではの胃にもたれぬ感じも好ましい。
金ピカのお盆はこの店のアイデンティティか。他にも、ご飯ものやセットが充実していて、飽きなさそうな感じである。
価格やメニューに、すぐお近くの富士そばを意識している感を強く感じたが、さて今後のゆくえが気になるところだ。
御馳走様でした。
かき揚げ天そば(370円)
登戸といえば、川崎最北の都市である。遊園や生田の山と多摩川、二ヶ領用水に挟まれた手狭な駅前を現すように、小田急線ホームへの階段と改札に挟まれた少々薄暗い場所に・・・ここにもやはり、箱根そばがある。
多摩川を渡って県内最初の駅としての矜持なのか、普通・辛口と選べるこだわりのカレーはここだけの特徴で、野菜や唐揚げなどという独自のトッピングも。これはカレー屋としてのこだわりなのか?ここは当店の本業たる、蕎麦への情熱の注ぎようを探ってみたい。
かき揚げは揚げ置きでややシナっとした感はあるが、油っこさが無く、ドライに、かつ立体的に揚げられた私好みのつくり。これぞ箱そばのかき揚げ天。
麺もしっかりとした歯応えを残しており、暑さに朦朧とした脳に刺激を与えてくれる。
それならば、つゆだって勿論文句の無い味。色の割にはしっかりと出汁が効いており、醤油の甘みに偏重しがちな店も多いが、ここではバランスの優れたものである。
均整のとれた箱そばのハイ・スタンダード。ならば、満を持して当店自慢のカレーを頂きたいところだが、生憎私はカレーがあまり好みではないのだ。
いやはや・・・しかし、きっと旨いには違いない。
御馳走様でした。
そば(250円)+かき揚げ(150円)
環状2号岸根交差点近く、ニトリ横のSANYUというパチ屋の前にある。店名はそこから取ったものと思われ、横浜マリン計画という謎な社名の弁当屋が経営。
環2に面した屋外に、駅そばよろしくポツンと厨房だけの小屋が建っており、レシートタイプの券売機で食券を購入する仕組み。
油の沁みた天ぷら。つゆに溶けて崩れてしまうが、この感覚もまた良い。
分かりやすい化調風味のつゆ。某JR系チェーンによく似た味で、この安っぽさは時として食べる者に郷愁を起こさせる。
乱切り風の茹で麺は滑らかで美味い。
3のつく日には100円分の金券をくれるという事で、何故かコマツストアーの商品券100円分を頂いた。
御馳走様でした。
※現在は軒先を借りるパチンコ店が閉店のためか、店名が「春夏 冬(あきない)」になっています。経営元等は変わらないようです。